https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
硬膜外(extradural)、硬膜下(subdural)、クモ膜下(subarachnoid)、および軟膜内(interpial)のリンパ腔については、すでに説明した。
脊髄内部のリンパ路は、動脈と静脈に沿って血管周囲腔の形で存在する。この血管周囲腔は、血管の外膜と血管周囲境界膜(Membrana limitans perivascularis)の間に位置する(図396参照;Robin, Virchow)。
クモ膜下腔と硬膜下腔は、脊髄神経のリンパ隙と連続している。このリンパ隙は導出リンパ管(Lymphgefäße)につながり、さらにこのリンパ管が近接するリンパ節へと注いでいる。