RK391(脊柱の右方への側弯(r)と左方への側弯(l)の模式図)

胸部脊柱(主に第3~第5胸椎付近)が右に曲がっていることは、古くから知られている。この弯曲は、正中面内の諸弯曲と組み合わさって全体の弯曲像を形成する前額面内の全弯曲系の一部に過ぎない。

胸部の弯曲は右よりも左に曲がっているものの方がより稀である。左への弯曲が見られる場合(これは発育の特に良好な人に現れることがある)、その上方および下方に続く弯曲も反対側へ向いている。