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目次(IV. 内臓学)

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胃の位置固定には、主に二つの重要な要素がある。まず、横隔膜の食道孔で食道と連続していること、そして第1腰椎付近で十二指腸につながっていることだ。これらに加え、体壁や周辺器官に対する胃の位置固定には腹膜の諸部分が関与している。具体的には、後胃間膜と前胃間膜(Mesogastrium dorsale, ventrale)、および胃膵ヒダ(Plica gastropancreatica)である(図099(胸部と腹部の内臓の位置) 参照。詳細は腹膜の項を参照)。

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図099(胸部と腹部の内臓の位置)