https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
これら3つの器官系は主に1本の管から構成されている。この管は上皮で覆われ、重層の筋層と単層の漿膜を持ち、多数の腺を備えている。また、体の外表面に開口部がある。
体内部の非対称性(Innenasymmetrie)。成長した個体の内臓は、形態と位置の両面で非対称的である。特に中央に発生する不対の器官(心臓、肝臓、腸、脾臓)はもちろん、対をなす器官(肺、胸腺、腎臓、副腎)も非対称的である。不対の器官の原基は一見完全に対称的だが、発生の過程で非対称的になっていく。
かつての解剖学者たちは、体腔内にあり、構造や機能によって周囲の器官と区別できるすべての器官を内臓(Viscera, Eingewide)と呼んでいました。そのため、中枢神経系や感覚器も内臓に含まれていました。心臓も、今日なお局所解剖学的には胸部内臓に分類されるほどで、内臓として扱われていたのです。
内臓は、次の3つの系統に属する器官に分類されます:
これらに加えて、脾臓、甲状腺、胸腺、腎上体、および筋学では扱わない内臓自体に付属する筋、さらに体腔を覆う漿膜嚢なども内臓に含まれます。
まず、内臓と、これまで観察してきた系統との形態学的関係を明確に理解する必要があります(図001(腸管(3)の位置))。
これまでに観察したのは骨格系(7~10)と筋系(4)です。
皮膚(1)と体腔の壁側板(6)を除いても、体の前後両側にはまだいくつかの系統が存在します。後側には中枢神経系(2)があり、前側には前側の身体要部(ventraler Lezbeskern)(3と5)があります。これは後方で体壁とつながっていますが、そのつながりを除くと、前体腔(ventrale Lezbeshöhle)(5と6の間)によって壁側板から区切られています。この前側の身体要部と壁側板の一部が、消化呼吸器系、泌尿生殖器系、および漿膜嚢といった、つまり内臓そのものの基礎となるのです。
[図1]腸管(3)の位置(構造の原則を示す)