https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html
片山正輝
目次(V. 神経系)
迷走神経の主要な枝には以下のものがあります:
- 咽頭枝:下神経節から出て、咽頭側壁で咽頭神経叢を形成し、咽頭の諸筋や粘膜に分布します。
- 上喉頭神経:喉頭の感覚と一部の運動を支配する重要な枝です。
- 反回神経:喉頭筋のほとんどを支配する主要な運動枝です。
- 心臓枝:上頚心臓枝、下頚心臓枝、胸心臓枝があり、心臓神経叢に寄与します。
- 気管支枝:気管下部に分布し、肺神経叢を形成します。
- 腹腔枝:後迷走神経幹から分岐し、腹腔神経叢に入り、胃、肝臓、膵臓、脾臓などの上腹部臓器に分布します。
これらの枝は迷走神経の広範な支配領域を反映しており、消化器系、呼吸器系、循環器系の機能調節に重要な役割を果たしています。
1. 咽頭枝 Rami pharyngici
2. 上喉頭神経 Nervus laryngicus cranialis
3. 反回神経 N. recurrens
4. 心臓枝 Rami cardiaci
5. *気管支枝 Rami tracheales
6. *腹腔枝 Rami coeliaci