https://funatoya.com/funatoka/Rauber-Kopsch.html

片山正輝

目次(I.骨格系)

funalogo.gif


基本構造

突起と付着部

222-223.png

RK222(**下鼻甲介:**内側面)、223(**下鼻甲介:**外側面)

268.png

RK268(眼窩と上顎洞の内側面、翼口蓋窩)

269.png

RK269(鼻腔(右)の外側壁)

270.png

RK270(**鼻腔(右)の外側壁:**中鼻甲介および下鼻甲介の大部分を除去)

下鼻甲介は1対の皿状の骨で、その上縁が鼻腔の外側壁に付着し、鼻腔内に突出して中鼻道と下鼻道を分けている。内側に向かって膨らんだ面を持ち、下縁は自由縁となって巻き込み、厚みを増している。

下鼻甲介の上縁は前方で上顎骨の前頭突起の鼻甲介稜に付着する。そこから上方へ、涙骨突起Processus lacrimalisという小さな骨板が伸び、涙骨と接している。後方には、外方へ湾曲して下方に向かう上顎突起Processus maxillarisがあり、これは上顎洞の開口部下縁にはまり込んで上顎洞内面を完全に閉鎖している。第3の突起である篩骨突起Processus ethmoideusは上方へ伸びて篩骨の鈎状突起と接合する。下鼻甲介の後端は突出して口蓋骨の鼻甲介稜に付着している。