皮膚 Cutis
皮膚は人体最大の器官であり、体表面積の約1.8 m²を覆い、体重の約16%を占める (Kanitakis, 2002)。表皮、真皮、皮下組織の3層から構成され、外界からの物理的・化学的・生物学的刺激に対する防御、体温調節、感覚受容、免疫応答など多様な機能を担う (Proksch et al., 2008)。
J0441 (弓状線より上部：腹壁の断面図)
J0442 (弓状線より尾側：腹壁を横断する図)
J0448 (広い背筋：背面図)
J0452 (腰部の筋：横断図)
J0471 (右前腕の筋：前面からの図)
J0482 (右手掌の筋)
J0494 (右大腿の筋膜：腹側からの図)
J0495 (右大腿の筋：腹側からの図)
J0500 (右殿部の筋：外側からの図)
J0502 (右大腿の筋膜：背面図)
J0503 (右大腿の筋：背面からの図)
J0509 (右下腿の筋：腓側からの図)
J0512 (右の下腿の筋：後方からの図)
J0516 (右足底の筋膜)
J0705 (直腸：前から見て開かれている図)
J0707 (直腸肛門部の断面)
J0811 (妊娠中の右乳房の水平断、上半分：下方からの図)
J0828 (脊椎と筋の断面図)
J0909 (右の翼突管神経（ヴィディアン神経）：右方からの図)
J0915 (頭の皮膚における三叉神経および頚神経叢の枝の分布域)
J0974 (陰茎の神経：前右側からの図)
J1017 (上眼瞼の断面図)
J1018 (右眼の眼瞼と涙腺：後方からの図)
J1075 (足底の皮膚の隆起部と乳頭)
J1077 (右指の掌側表面の皮膚の隆起と溝)
J1078 (右指の掌側表面の皮膚の隆起と溝)
J1079 (左手の甲（尺骨部分）の表面の皮膚の溝と領域)
J1080 (左手の甲（尺骨部分）の表面の皮膚の溝と領域)
J1083 (足底の皮膚の血管の分布は、階段状に作られたモデルで示されています)
解剖学的構造
表皮 Epidermis
表皮は重層扁平上皮からなる無血管性の組織であり、基底層から表層に向かって以下の層構造を呈する (Blanpain and Fuchs, 2009)：
- 基底層 (stratum basale)
- 有棘層 (stratum spinosum)
- 顆粒層 (stratum granulosum)
- 角質層 (stratum corneum)
表皮の全層厚は部位により50〜150 μmの範囲で変動する。表皮のターンオーバー（基底層から角質剥離まで）は通常28〜40日を要する (Weinstein et al., 1984)。
真皮 Dermis
真皮は結合組織からなる血管豊富な層であり、表皮の約15〜40倍の厚さ（1〜4 mm）を有する (Smith, 1994)。機能的・構造的に2層に区分される：
- 乳頭層 (stratum papillare)
- 網状層 (stratum reticulare)
真皮には以下の構造物も含まれる：
皮膚付属器 Skin Appendages