頂盲端 Caecum cupulare

頂盲端は、内耳の膜迷路系における解剖学的に重要な構造であり、以下の特徴と臨床的意義があります(Schuknecht, 1993; Nakashima et al., 2000):

解剖学的特徴

頂盲端は蝸牛頂部のヘリコトレマ(蝸牛孔)に近接しており、前庭階と鼓室階が交通する重要な部位です(Raphael and Altschuler, 2003)。組織学的には単層の扁平上皮細胞で覆われ、内リンパと外リンパの適切な分離を維持しています(Merchant and Nadol, 2010)。

臨床的意義

頂盲端の病変は一般的に前庭症状(めまい、平衡障害)よりも蝸牛症状(難聴、耳鳴り)として現れることが多く、特に低周波音に対する聴力低下として検出されます(Salt and Plontke, 2009)。

参考文献