内耳道
内耳道は以下のような特徴を持つ解剖学的構造です:
- 後頭蓋の内耳道口から外側に向かう管状構造
- 側頭骨の錐体部を通り、前庭と接する薄い骨板に至る
- 顔面神経、中間神経、内耳神経、迷路動静脈の通路となる
- 内耳道の奥行きの行き止まりには内耳道底があり、上下に分かれた横稜と多くの小孔が存在する
- 上部前方にあるやや大きな孔は顔面神経管の起点となる
- その他の小孔は内耳神経の枝を通過させる
この構造は、重要な神経や血管を頭蓋内から内耳へ導く役割を果たしています。
J1055 (右側の側頭骨を横切った断面で、上部から見た下半分の図)
J1058 (右の蝸牛の垂直断面:側面からの垂直断面)
J1060 (右内耳道底:内側からの図)