蝸牛
蝸牛は、内耳の重要な構造で、聴覚に不可欠な役割を果たします。以下がその主な特徴です:
- 2.5回転するラセン状の管で、音の変換器として機能します
- 基底膜と前庭膜によって前庭階、鼓室階、および蝸牛管(中央階)に分けられています
- 鼓膜からの音のエネルギーは、耳小骨を介してアブミ骨底から前庭階(前庭窓)に伝えられます
- 外観は蝸の殻のような円錐形を呈しており、頂部を蝸牛頂、底部を蝸牛底と呼びます
- 蝸牛軸を中心にラセン状に巻いている骨の管(蝸牛ラセン管)があります
- 蝸牛窓(正円窓)には第2鼓膜と呼ばれる薄い膜が張られています
- 蝸牛軸ラセン管内にはラセン神経節があり、ここから聴覚情報を伝える神経線維が出ています
これらの複雑な構造により、蝸牛は音波を電気信号に変換し、脳に送る重要な役割を果たしています。
J1027 (右外耳道に垂直な断面:前方からの図)
J1048 (右耳の骨迷路の排出口:外側前方からの図)
J1049 (右耳の骨迷路の排出口:下方からの図)
J1052 (浸軟化した骨にある右の蝸牛、外側から開放)
J1058 (右の蝸牛の垂直断面:側面からの垂直断面)