骨総脚(骨半規管の)Crus osseum commune canalis semicircularis

骨半規管の骨総脚は、内耳の側頭骨錐体部にある精巧な解剖学的構造で、前(上)骨半規管と後骨半規管の脚が合一して形成される共通部分です(Blaney and Lee, 2018)。この構造は約2mmの長さを持ち、解剖学的に重要な位置を占めています。具体的には:

解剖学的関係として、骨総脚は内耳道の後上方に位置し、顔面神経管の近傍を走行しています(Lo et al., 2017)。また、骨総脚周囲には外リンパ液が存在し、内部の膜性迷路と骨壁の間を満たしています。

臨床的意義

発生学的には、胎生5〜6週頃の耳胞から発生する耳小胞の背側部から形成され、その発生異常は先天性内耳奇形の一部となりうるため、臨床的評価において重要な構造です(Jackler and Luxford, 1987)。

参考文献