眼球鞘
眼球鞘は、以下のような特徴を持つ構造です:
- テノン鞘(テノンしょう)とも呼ばれる眼球の後面にある線維膜です
- 後方部は視神経外鞘の周囲を覆い、視神経管に達します
- 前方は赤道を越えて各眼筋停止部から眼筋筋膜に移行します
- 眼球鞘と眼球の間には強膜外隙(Tenon隙)があり、これが関節腔として機能し、滑らかな眼球運動を助けています
- 眼球の下面では肥厚し、眼球懸架靱帯と呼ばれることがあります
この構造は、フランスの病理学者で眼科医のJaques Rene Tenon(1724-1816)によって1806年に記載されました
J1010 (眼球の矢状断:若干の模式図)
J1011 (視神経の方向の眼窩を通る矢状断面図)