眼窩中隔
眼窩中隔は、以下のような特徴を持つ解剖学的構造です:
- 眼窩内の脂肪が前方へ出てくるのを防ぐための結合組織です
- 顔面骨膜と眼窩骨膜から線維を受けています
- 眼窩口を狭めながら、眼窩縁と上・下瞼板を結合している線維組織です
- 内眼角と外眼角で特に発達しており、それぞれ内眼瞼靱帯と外眼瞼靱帯と呼ばれます
- 内眼瞼靱帯は涙嚢を固定する役割があります
- 眼窩中隔を貫く脈管神経は、眼窩を通って顔面や頭皮に向かいます
眼窩中隔は、眼窩の構造を維持し、眼球とその周辺組織を保護する重要な役割を果たしています。
J1011 (視神経の方向の眼窩を通る矢状断面図)
J1012 (右の眼窩隔膜:前方からの図)
J1017 (上眼瞼の断面図)