水晶体の前極
水晶体の前極とは、眼球の水晶体の最前部を指します。具体的には以下の特徴があります:
- 水晶体後極の反対側に位置しています。
- 水晶体軸(前極と後極を結ぶ直線)の一端を形成します。
- 水晶体の前面(前極を含む面)は、曲率半径が約8.3~10mmのゆるやかな曲面を持ちます。
水晶体全体の構造の中で、前極は以下のような役割を果たしています:
- 光を屈折させて網膜上に像を結ぶ水晶体の重要な一部です。
- 水晶体の調節機能(ピント合わせ)に関与しています。
水晶体の前極は、眼科検査や白内障などの診断において重要な観察ポイントの一つとなっています。
J0995 (水晶体:上方からの図)