水晶体
水晶体は、眼球の重要な構造で、以下のような特徴を持ちます:
- 虹彩の後方、硝子体の前方に位置する双凸レンズ構造です
- 赤道直径は約9mm、水晶体軸(前後極を結ぶ直線)は3.7~4.4mmです
- 無色透明な水晶体包に覆われた水晶体質からなります
- 主な構成要素は水晶体線維で、前面には単層の水晶体上皮があります
- 生体の水晶体には血管や神経の分布が認められません
水晶体の主な役割は光を屈折させて網膜上に像を結ぶことで、視覚において重要な機能を果たしています。年齢とともに変化し、老年者では扁平になり黄白色を帯びる傾向があります。
J0980 (右眼球の水平断:模式的な上方からの断面図)
J0982 (外眼球軸(子午線)断面)
J0983 (灰青色の右眼の虹彩、毛様体および脈絡膜、前方からの図)
J0984 (右眼の前部、後方からの図)
J0993 (角膜と虹彩を取り除いた後の眼球の水晶体と水晶体放線:前方からの図)
J0994 (角膜と虹彩を取り除いた後の眼の水晶体と水晶体放線:前方からの図)