網膜視部
網膜視部は、網膜の中で視覚に直接関与する部分を指します。以下にその特徴をまとめます:
- 視細胞である桿体(かんたい)や錐体(すいたい)が存在し、光を電気信号に変換する役割を担っています
- HE染色標本で観察すると、内側から外側に向かって規則正しい10層の層構造が見られます
- この部分は、私たちが光と色を知覚する能力を持っています
- 網膜視部は、網膜の3つの主要部分(網膜視部、網膜毛様体部、網膜虹彩部)の一つです
- 網膜視部と網膜毛様体部の境界は鋸状縁(きょじょうえん)と呼ばれます
- 網膜視部の厚さは、中心部で約0.4mm、鋸状縁で約0.1mmです
J0982 (外眼球軸(子午線)断面)
J0984 (右眼の前部、後方からの図)
J0985 (毛様体の一部、後方からの図)