角膜
角膜は、眼球の前方部にある透明な部分です。以下がその主な特徴です:
- 厚さは約1mm、直径は10~12mmの前弯した楕円形の膜です
- 角膜頂、角膜縁、前面、後面に区別されます
- 弯曲度は、前面(曲率半径約7.8mm)よりも後面の方が強くなっています
- 血管が存在するのは角膜血管が入る辺縁部だけで、その他の部分にはまったく血管が存在しません
- 組織学的には、以下の5層が区別されます:
- 角膜上皮
- 前境界板(Bowman膜)
- 角膜固有質
- 後境界板(Descement膜)
- 角膜内皮
角膜は眼球線維膜の一部であり、強膜と共に眼球の形状を保つ重要な役割を果たしています
J0980 (右眼球の水平断:模式的な上方からの断面図)
J0982 (外眼球軸(子午線)断面)
J0987 (外部からの眼球血管膜の血管)