副神経の脊髄根
副神経の脊髄根は、副神経の一部であり、以下の特徴を持ちます:
- 第1〜第5(または第6)頚髄前角の細胞柱から起始します。
- 根線維は後外側方に弧を描き、脊髄の外側面を後根と前根の間から出ます。
- 各根線維が集まって1本の神経幹を形成し、歯状靭帯の後方を上行します。
- 大孔(後頭孔)を通って頭蓋腔に入り、最終的に頚静脈孔を通って頭蓋から出ます。
- 同側の胸鎖乳突筋と僧帽筋の上部を支配します。
脊髄根は副神経の重要な構成要素であり、主に首と肩の筋肉の運動制御に関与しています。
脳の断面(模式図を含む)
fに対応する延髄と脊髄の移行部(錐体交叉を通る断面)の模式図
J0812 (脊髄:右側の脊髄と椎体の位置)
J0813 (脊髄:前方からの図)
J0814 (脊髄:後方からの図)
J0861 (図863-871で示された切断方向を示す、成人の脳幹を後ろから右側からの図)