アブミ骨筋神経 Nervus stapedius
概要
解剖学的特徴
- 顔面神経(CN VII)の枝である (Gray and Williams, 2021)。
- 顔面管内のCN VIIから分枝し、錐体隆起の対側に位置する (Standring, 2023)。
- 錐体隆起の小管を経由してアブミ骨筋に達する。
- アブミ骨筋反射(音響性アブミ骨筋反射)に関与する (Moore et al., 2022)。
- 強い音に対する保護反射を制御する。
- アブミ骨筋を収縮させることで、鼓膜の振動を減少させる。
機能
機能と臨床的意義
- アブミ骨筋の運動を支配する (Netter, 2023)。
- 神経損傷によりアブミ骨筋麻痺が生じ、音の過敏(過感覚)を引き起こすことがある。
臨床
関連する疾患と症候
- 顔面神経麻痺の一症状として現れることがある (Rohen et al., 2021)。
- ベル麻痺患者でアブミ骨筋反射の消失が観察されることがある。
- 聴覚過敏(音の増強)は、アブミ骨筋麻痺の特徴的な症状である。
解剖
解剖学的位置関係