






J0861 (図863-871で示された切断方向を示す、成人の脳幹を後ろから右側からの図)


J0862 (図873-880で示された切断方向を示す、8〜9か月の人間の胎児の脳幹:後方およびやや右側からの図)

J0878 (三叉神経開口部(台形体)の高さ、8-9ヶ月胎児の脳幹の断面)

J0883 (大脳脚の方向に切断した脳の断面:前方からの断面図)

J0890 (運動および感覚の主要な末梢神経の原核は、透明に描かれた脳幹に模式的に記入されている:後方からの図)





J0915 (頭の皮膚における三叉神経および頚神経叢の枝の分布域)

J0918 (頭蓋骨内の舌咽神経、迷走神経、副神経の経過:後方からの図)

三叉神経は脳神経中最大の混合神経であり、橋と中小脳脚の接合部から脳幹を離れる (Drake et al., 2019)。感覚性成分と運動性成分を含み、頭部および顔面領域の広範な感覚支配を担当する (Standring, 2020)。三叉神経節(ガッセル神経節)を経て、眼神経[V1]、上顎神経[V2]、下顎神経[V3]の3つの主要枝に分岐する (Moore et al., 2022)。
三叉神経系は複数の神経核から構成される。感覚性核群は主感覚核、脊髄路核、中脳路核により構成され (Crossman and Neary, 2021)、運動性核である三叉神経運動核が咀嚼筋群および一部の深頭筋の運動制御を担当する (Standring, 2020)。三叉神経節は側頭骨錐体部に位置し、感覚性神経細胞体を含む (Moore et al., 2022)。
三叉神経痛は激烈な発作性の顔面痛を特徴とする疾患である (Love and Coakham, 2018)。血管による神経圧迫説が有力であるが、脱髄や中枢性感作も関与することが明らかになっている (Maarbjerg et al., 2017)。治療法として薬物療法、微小血管減圧術、定位放射線治療など多様な選択肢が確立されている (Bendtsen et al., 2019)。
三叉神経の運動障害では咀嚼筋の機能不全により、咀嚼運動の障害が生じる (Drake et al., 2019)。感覚障害では顔面や口腔内の感覚異常、知覚鈍麻などが出現し、顔面領域の神経学的診察において重要な指標となる (Moore et al., 2022)。
近年、高解像度MRIによる微小血管圧迫の可視化が可能になり、三叉神経痛の診断精度が向上している (Teixeira et al., 2020)。これにより、病態生理と発症機序に関する理解が深まっている (Teixeira et al., 2020)。