前交連 Commissura anterior

前交連の高さBに対応する前頭断面

J0829 (10.4mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

J0830 (13.8mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

J0831 (46.5mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)

J0833 (脳幹:脳の正中断面を左側からの図)

J0834 (脳の底部:下方からの図)

J0846 (右大脳半球、内側面:左方からの図)

J0855 (第三脳室:上方からの図)

J0856 (右側脳室:右方から剖出した図)

J0882 (結合腕を通る脳と小脳を接続する斜め断面)

J0884 (脳の冠状断:左半分、前交連を通る断面:後方からの断面図)

J0886 (脳の前交連を通る水平断:上方からの断面図)

J0895 (16日齢の大脳半球の断面)

J0900 (頭部正中断面のクモ膜下腔、左半分:右方からの図)
解剖学的構造
位置と形態
- 第三脳室前壁の終板後方に位置し、自転車のハンドル状の横走線維束として特徴づけられる (Kandel et al., 2021)。
- 脳弓柱の吻側で正中線を横切り、密な線維束を形成している。
- 視床下部の前方、視交叉の背側に位置する。
- 終板を貫通して両側に伸びる白質線維束を形成している。
線維構成と連絡
- 前部:両側の嗅球を連絡している(肉眼的には不明瞭)(Paxinos and Mai, 2020)。
- 後部:両側の中側頭回・下側頭回を連絡する主要部分である。
- 前柱の前方を横断し、両側の側頭葉へと広がっている (Nieuwenhuys et al., 2022)。
機能的役割
- 嗅覚情報の統合と、側頭葉間の神経連絡に重要な役割を果たしている (Brodal, 2023)。
発生学的特徴
- 終脳で最も早期に形成される交連線維束の一つである (Rakic and Yakovlev, 2019)。
- 胎生期における大脳半球間の初期連絡において、重要な役割を担っている。
- 進化的観点からも、哺乳類の脳の発達過程で重要な構造として認識されている。
臨床的意義
損傷による影響