被殻 Putamen

小脳、脳幹、視床、線条体の動脈2.png

小脳、脳幹、視床、線条体の動脈

脳の断面(模式図を含む)

外眼角耳孔面水平な面Qに対応する断面.png

MRI_05にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

外眼角耳孔面に水平な面Oに対応する面.png

MRI_06にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

嗅索後端部の高さDに対応する断面.png

嗅索後端部の高さAに対応する前頭断面

前交連の高さEに対応する前頭断面.png

前交連の高さBに対応する前頭断面

扁桃体の高さ前頭断面Fに対する断面.png

扁桃体の高さDに対応する前頭断面

海馬が見える高さGに対応する断面.png

海馬が見える高さEに対応する前頭断面

J856.png

J0856 (右側脳室:右方から剖出した図)

J882.png

J0882 (結合腕を通る脳と小脳を接続する斜め断面)

J883.png

J0883 (大脳脚の方向に切断した脳の断面:前方からの断面図)

J884.png

J0884 (脳の冠状断:左半分、前交連を通る断面:後方からの断面図)

J885.png

J0885 (脳の冠状断、左半分、前交連より前を通る:後方からの断面図)

J886.png

J0886 (脳の前交連を通る水平断:上方からの断面図)

J894.png

J0894 (7週間の子供の脳を通る矢状断面)

J895.png

J0895 (16日齢の大脳半球の断面)

解剖学的構造

基本構造

被殻はレンズ核の外側部を形成する灰白質構造であり、淡蒼球外節および島皮質との間は各種髄板により明確に区分される (Alexander and Crutcher, 1990)。尾状核とともに線条体を構成しており、発生過程において内包の発達により両者が分離された構造である (Graybiel, 2000)。

発生学的特徴

被殻は終脳基板の外側神経隆起から発生し、胎生期に尾状核とともに分化する (Anderson et al., 1997)。発生過程での神経細胞の移動と分化は、特異的な転写因子によって精密に制御されている (Marín and Rubenstein, 2001)。

神経回路の構成

被殻は黒質緻密部からドーパミン作動性入力を受け、また大脳皮質からグルタミン酸作動性入力を受ける (Parent and Hazrati, 1995)。出力は淡蒼球内節と黒質網様部へ投射される (DeLong and Wichmann, 2007)。

細胞学的特徴

被殻の主要な構成要素は、GABAおよびアセチルコリン作動性の中型有棘神経細胞である (Kreitzer, 2009)。これらの神経細胞は、シナプス可塑性に関与する各種神経伝達物質受容体やイオンチャネルを発現している (Gerfen and Surmeier, 2011)。

機能的意義

運動制御と学習

被殻は運動の制御と学習機能において重要な役割を担っている (Middleton and Strick, 2000)。霊長類の進化過程において、高等になるほど被殻の体積が増大する傾向が認められる (Haber, 2003)。

臨床的意義

パーキンソン病

パーキンソン病では、黒質緻密部からのドーパミン入力の減少により、被殻における神経伝達の異常が生じ、運動障害を引き起こす (Obeso et al., 2008)。

ハンチントン病

ハンチントン病における特徴的な所見として、被殻の変性が認められる (Ross and Tabrizi, 2011)。

画像診断