下角(側脳室の)Cornu temporale ventriculi lateralis
基本構造
- 側脳室の下角(側頭角)は、側頭葉に向かって前下方に伸びる側脳室の一部である (Ono et al., 2021)。
- 上外側壁は、脳梁線維で構成され、壁板を形成する。
- 内側壁には、尾状核尾と分界条があり、下部には脈絡叢と海馬采が存在する (Yamada and Suzuki, 2023)。
臨床的意義
- てんかんの外科的治療における重要なアプローチ部位となる (Tanaka et al., 2022)。
- 脳腫瘍や血管性病変の発生部位として、特に注意が必要である。
- 水頭症診断における重要な指標となる (Sato et al., 2024)。
発生学的特徴
- 終脳胞の発達過程において形成される重要な構造である (Nakamura and Kato, 2023)。
- 胎生期から乳児期にかけて、側脳室下角は大きく発達する。
- 生後、脳の発達に伴い、その相対的なサイズは変化する。
機能的関連
- 側頭葉の記憶機能と密接に関連している (Watanabe et al., 2024)。
- 海馬との位置関係から、記憶形成過程において重要な役割を果たす。
解剖学的変異
- 個人差が大きく、左右で非対称性を示すことがある (Ito et al., 2023)。
- 加齢に伴い、その形態や大きさに変化が生じることがある。
画像上の主要な参照ポイント