島 Insula lobus
解剖学的特徴
- 外側溝の深部に位置し、前頭葉、頭頂葉、側頭葉に覆われている。
- 輪状溝で囲まれており、島中心溝により後方の長回と前方の短回に分かれている。
- 胎児期に形成され、生後は他の脳葉によって完全に覆われる。
機能的役割
- 体性感覚、内臓感覚、味覚などの感覚情報を統合する。
- 感情の認識と共感に重要な役割を果たす。
- 心拍、血圧、消化活動などの自律神経系の調節に関与する。
- リスク評価や社会的判断における意思決定に重要な役割を持つ。
- 大脳辺縁系や他の皮質領域との密接な神経連絡により、これらの機能を実現している。

J0568 (右側の中大脳動脈と脈絡膜動脈、尾側図)

J0834 (脳の底部:下方からの図)

J0852 (右の島の剖出:右方からの図)

J0854 (側脳室および側脳室脈絡叢を剖出:脳の上方からの図)