中前頭回 Gyrus frontalis medius
脳の断面(模式図を含む)

MRI_05にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

MRI_06にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

MRI_07にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

MRI_08にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

MRI_09にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

MRI_10にほぼ対応する外眼角耳孔面に水平な断面

嗅索後端部の高さAに対応する前頭断面

前交連の高さBに対応する前頭断面

J0845 (大脳、右脳半球:右側からの図)

J0849 (大脳半球:半分図解的な上面)

J0898 (大脳半球の髄脳成熟地図(大脳半球の左外側面))
中前頭回は前頭葉の実行機能、作業記憶、注意制御に深く関与し、右半球は言語韻律を、左半球は行動計画や課題管理を担う。損傷は実行機能障害や注意低下、感情制御障害を引き起こし、血液は中大脳動脈で供給される。MRIやCTで容易に識別でき、機能的MRIで課題時に活性化が観察される。
1. 解剖学的位置と特徴
- 上前頭溝と下前頭溝の間に位置する前頭葉の脳回である (Petrides and Pandya, 2012)。
- ヒトの脳において、特に発達している領域である (Teffer and Semendeferi, 2012)。
2. 機能的特性
- 実行機能、作業記憶、注意制御に深く関与している (D'Esposito et al., 2015)。
- 右半球は、言語の韻律および抑揚の処理を担当している (Bernal et al., 2015)。
- 行動計画の立案と、複数課題の管理に重要な役割を果たしている (Koechlin and Summerfield, 2007)。
- 前頭前野の一部として、感情反応の調節に関与している (Etkin et al., 2011)。
3. 臨床的意義
- 損傷により、実行機能障害、注意力低下、感情制御の障害などを引き起こす可能性がある (Szczepanski and Knight, 2014)。
4. 血管支配
- 中大脳動脈の枝により血液供給を受ける (Tatu et al., 2012)。
5. 発生学と発達
- 胎生期の神経管から発生する終脳の一部として形成される (Stiles and Jernigan, 2010)。
- 生後の発達過程で、特に実行機能に関連する領域として成熟する (Casey et al., 2005)。
6. 解剖学的関係