中心溝

中心溝は、大脳半球の重要な解剖学的特徴です:

中心溝は大脳の機能的な区分において重要な役割を果たしています。

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J0845 (大脳、右脳半球:右側からの図)

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J0847 (右大脳半球:半分図解的な左側からの図)

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J0849 (大脳半球:半分図解的な上面)

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J0852 (右の島の剖出:右方からの図)

日本人のからだ(後藤 昇・国府田 稔 2000)によると

中心溝は大脳半球の外側面の大部分に位置し、前下方から後上方に斜走する明瞭な大脳溝です。その内側端は大脳半球の内側面に続き、内側端の周囲を取り囲む大脳回を中心傍小葉と言います。中心溝の深さは、中央部分で20-22 mm(吉澤,1929 b.c)、15-25 mm(最大33 mm-最小11 mm、原,1922)とされています。他の大脳溝については、図を示すのみとし、詳細な説明は省略します。詳細については、文献(菱田,1932 a,b;島田,1939 b)を参照してください。中心溝の角度については、伴(1942 b)のデータがあります。