後交連
後交連は以下の特徴を持つ脳の構造です:
- 中脳と間脳の背側に位置し、その境界をなす小さな交連です。
- 中脳水道と第三脳室の移行部、上丘の上方の中心灰白質の背側に存在します。
- 交連線維が外側に扇状に広がり、周囲を後交連核と呼ばれる細胞群が取り囲んでいます。
- 視蓋前核、後交連核、間質核からの線維を含みます。
- 瞳孔の対光反射に関与する線維がここで交差します。
また、後交連の下方には交連下器官があります。これは脳室周囲器官の一つで、中脳において唯一脳血液関門を持たない部位です。
J0833 (脳幹:脳の正中断面を左側からの図)
J0842 (四丘体および周辺:後上方からの図)
J0855 (第三脳室:上方からの図)
J0871 (動眼神経の高さを通る脳幹の断面)