山腹[第VI小葉](小脳の)Declive [VI]
解剖学的位置と構造
- 小脳虫部の第VI小葉に位置し、山頂から背側方向へ下降する部分を形成する (Schmahmann et al., 2000)。
- 第一裂の下方に位置し、Larsellの区分では第VI小葉に相当する (Voogd and Glickstein, 1998)。
機能的役割
- 運動制御と平衡維持に主要な役割を果たしている (Stoodley and Schmahmann, 2018)。
- 前庭系からの入力を受け、姿勢制御と体の平衡維持に重要な役割を果たしている (Manto et al., 2012)。
周辺構造との関係
- 上方は山頂(Culmen)、下方は葉中心(Folium)と接している (Apps and Garwicz, 2005)。
- 両側は小脳半球の単小葉と連続的につながっている。
臨床的意義
- 損傷や病変により、歩行障害や姿勢の不安定性が生じる可能性がある (Timmann et al., 2008)。
- 小脳性運動失調の症状評価において重要な観察部位となる。
発生学的特徴
- 胎生期の小脳発生過程で、虫部の一部として分化する (Butts et al., 2014)。
- 発生学的に原小脳から派生し、生後も発達を続ける。
研究の展望
- 新しい画像診断技術により、山腹の機能的連結性の解明が進んでいる (Van Essen et al., 2013)。
- 臨床応用に向けて、より詳細な機能マッピングの研究が継続されている。
解剖学的変異と個人差