小脳中心小葉[第II・III小葉]Lobulus centralis cerebelli [II et III]
解剖学的位置と構造
- 小脳上虫部において、小脳小舌と山頂の間に位置している。
- 第II小葉と第III小葉(Larsellの区分)から構成されている。
第II小葉の特徴
- 小脳前葉の一部として、小脳虫部を構成している。
- 運動制御と平衡機能の調節に重要な役割を果たしている。
第III小葉の特徴
- 小脳半球上面に広がり、中心小葉腕を介して小脳虫部と連続している。
- 前庭系との協調により、運動学習と運動調節に関与している。
- 深部小脳核への出力を通じて、姿勢制御と運動の微調整に重要な役割を果たしている。

J0833 (脳幹:脳の正中断面を左側からの図)

J0838 (小脳:上後方からの図)

J0839 (小脳:下前方からの図)

J0841 (脳幹:小脳の右半分が除去)