

図418(第三脳室、大脳基底核と脳幹の一部、四丘体、小脳の上面)










J0878 (三叉神経開口部(台形体)の高さ、8-9ヶ月胎児の脳幹の断面)


無対正中構造
小脳虫部は、小脳正中部に位置する無対の構造で、系統発生学的に古い部分である (Voogd and Glickstein, 2023)。
上虫と下虫の区分
小脳虫部は上虫と下虫に大別される (Schmahmann et al., 2021)。上虫は小脳小舌、中心小葉、小山、虫部葉から構成され、下虫は虫部隆起、錐体、虫部垂、虫部小節から構成される。
神経投射と機能的役割
小脳虫部は前庭神経核群、橋、延髄の網様体へ投射し、平衡感覚と姿勢制御に重要な役割を果たす (Apps and Garwicz, 2020)。
プルキンエ細胞の軸索投射
プルキンエ細胞の軸索は、小脳の深部核の一つである室頂核に終止する (Sugihara, 2022)。
前葉(第I-V小葉)
前葉は運動制御と姿勢維持を担当する (Buckner, 2021)。特に体幹と近位筋の運動制御に関与している。
後葉(第VI-IX小葉)
後葉は認知機能や情動処理に関与する (Habas et al., 2024)。近年の研究により、小脳が運動制御だけでなく高次認知機能にも重要な役割を果たすことが明らかになっている。
小節小葉(第X小葉)
小節小葉は特に前庭機能との関連が強く、眼球運動や姿勢反射の制御に関与する (Barmack, 2023)。