小脳
小脳は、脳の後部に位置する重要な器官で、主に運動の調節や協調、バランスの維持に関与しています。以下に小脳の主な特徴をまとめます:
- 位置:橋・延髄と共に菱脳を構成し、後頭蓋窩に位置しています。
- 構造:左右の小脳半球と中央部分の小脳虫部から構成されています。
- 表面:小脳溝と小脳回があり、複雑な表面構造を持っています。
- 機能:筋肉、関節、前庭、視覚、聴覚系からの入力を受け取り、身体の運動調節(眼球運動を含む)を担当します。
- 発生:後脳の菱脳唇から発生し、胎児の2か月目後半に急速に増大します。
- 血液供給:上小脳動脈、前下小脳動脈、後下小脳動脈の3対の動脈によって供給されます。
小脳は、運動の精密な制御や学習、そして認知機能にも関与する重要な脳の一部です。
J0567 (脳底の動脈)
J0829 (10.4mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)
J0830 (13.8mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)
J0831 (46.5mm頂殿長の人間の胎児の脳、右半分:左方からの図)
J0832 (右脳:成人脳の正中断面を左側からの模式図)