赤核
赤核は中脳被蓋にある重要な神経核で、以下の特徴があります:
- 位置:中脳被蓋の網様体のほぼ中央に位置し、上小脳脚線維に囲まれています。
- 外観:桃黄色を呈し、卵円形で、横断面は円形です。
- 範囲:上丘の下端から間脳の下部まで広がっています。
- 構造:細胞学的に後方の大細胞部と前方の小細胞部に分かれます。
- 主な接続:
- 求心性線維:主に小脳核および大脳皮質から入力を受けます。
- 遠心性線維:脊髄、小脳、脳幹の様々な核に投射します。
赤核は運動制御において重要な役割を果たします。大脳皮質と小脳からの情報を統合し、脊髄へ伝達する中継点として機能します。
脳の断面(模式図を含む)
aに対応する上丘を通る断面の模式図
J0861 (図863-871で示された切断方向を示す、成人の脳幹を後ろから右側からの図)
J0871 (動眼神経の高さを通る脳幹の断面)
J0862 (図873-880で示された切断方向を示す、8〜9か月の人間の胎児の脳幹:後方およびやや右側からの図)
J0880 (動眼神経の開口部の高さ、8-9ヶ月胎児の脳幹の断面)