正中縫線核
正中縫線核(上中心核)は以下の特徴を持つ脳の構造です:
- 中脳尾部から滑車神経核の高さにかけての正中領域に位置する細胞集団
- 三叉神経運動核の少し吻側の高さにも存在
- 菱脳峡のレベルでは外側に広がり、横断標本では凸レンズ状に見える
- 人間では高度に発達し、縫線核の中で最大
- 周囲の構造:
- 背側に背側縫線核
- 側方に上橋縫線核
- 吻側部の腹側に脚間核
- 中型および小型ニューロンで構成され、両者の数はほぼ同等
J0862 (図873-880で示された切断方向を示す、8〜9か月の人間の胎児の脳幹:後方およびやや右側からの図)
J0879 (滑車神経交叉の高さ、8-9ヶ月胎児の脳幹の断面)