蝸牛神経前核
蝸牛神経前核は、聴覚系の重要な構造で、以下の特徴があります:
- 下小脳脚の腹外側に位置し、蝸牛神経の根の外側にある
- 蝸牛神経腹側核とも呼ばれ、前腹側核と後腹側核の2つの亜核に分かれる
- 音階的な配列があり、音の高さに応じて連続的に対応する
- 蝸牛神経の線維が終止し、音高的な配列で情報を処理する
- 高周波に反応する細胞が背側に、低周波に反応する細胞が腹側に位置する(蝸牛とは反対の配列)
この核は聴覚情報の初期処理に重要な役割を果たしています。
脳の断面(模式図を含む)
dに対応する延髄と橋の移行部の断面の模式図
J0861 (図863-871で示された切断方向を示す、成人の脳幹を後ろから右側からの図)
J0866 (蝸牛神経が入る部位を通る脳幹の断面)
J0862 (図873-880で示された切断方向を示す、8〜9か月の人間の胎児の脳幹:後方およびやや右側からの図)
J0875 (聴結節および舌咽神経根の高さ、8-9ヶ月胎児の脳幹の断面)