上眼静脈は、眼窩内の主要な静脈の一つで、以下の特徴を持っています:
さらに、上眼静脈は前頭部、鼻背、内眼角、鼻腔上部などからの静脈とも連絡しています。眼窩内静脈系で最も太く、常に存在するため、診断において重要な役割を果たしています。
日本人のからだ(後藤 昇・国府田 稔 2000)によると
眼静脈(図75)
眼窩に分布した眼動脈は、静脈血となり、上眼窩裂を通って海綿静脈洞に連絡します。この上眼静脈には、前頭部、鼻背、内眼角、鼻腔上部などからの静脈も連絡します。
図75 眼窩を中心とした静脈の連絡(Corning, 1923改変)