舌下神経管静脈叢 Plexus venosus canalis nervi hypoglossi

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後頭部の静脈

舌下神経管静脈叢は後頭骨の舌下神経管内に位置し、舌下神経に随伴し豊富な静脈叢を形成して脳底静脈叢やS状静脈洞、内頚静脈系などと連絡し、頭蓋内圧調節や硬膜動静脈瘻・静脈血栓症などの病態に関与する重要な構造であり、頭蓋底手術や血管内治療時の出血リスクや経路として注意が必要である。

解剖学的特徴(位置・構成・連絡)

舌下神経管静脈叢(venous plexus of the hypoglossal canal; plexus venosus canalis nervi hypoglossi)は、後頭骨(os occipitale)の舌下神経管(canalis nervi hypoglossi)内〜管口周囲に形成される静脈性ネットワークである。舌下神経(CN XII)に随伴して走行し、管内で小静脈が網状に吻合して「静脈叢/静脈網(rete)」をつくる(Gray, 2020)。

近接解剖(ランドマーク)

連絡(流出入路)

静脈叢の連絡は個体差が大きいが、臨床的には次の 3 系統を押さえると理解しやすい。

  1. 頭蓋内硬膜静脈洞系
  2. 後頭顆静脈(condylar veins)・椎骨静脈叢系
  3. 内頚静脈球〜内頚静脈系

画像での見え方(CT/MRI/DSAの要点)

臨床統合(診察→画像→介入)

1) 硬膜動静脈瘻(DAVF)と流出路としての重要性