直静脈洞
直静脈洞は、硬膜静脈洞の一つで、以下のような特徴を持ちます:
- 小脳テントに付着する大脳鎌のところを後方に走る静脈洞です
- 下矢状静脈洞と大大脳静脈が合流して形成されます
- 一般的にやや左側に偏って走行します
- 横静脈洞に合流し、最終的に静脈洞交会に注ぎ込みます
直静脈洞は、脳の深部からの静脈血を排出する重要な役割を果たしています。具体的には、深大脳静脈系の血液を集めて排出します。
解剖学的な変異として、直静脈洞から横静脈洞への流れ方には5つの型があり、約45%が左横静脈洞へ流れるという特徴があります。これは上矢状静脈洞の流れ方とほぼ逆の関係にあります。

J0606 (硬膜静脈洞:頭蓋底からの図)

J0607 (右半分の頭蓋の硬膜静脈洞、左側からの図)

J0900 (頭部正中断面のクモ膜下腔、左半分:右方からの図)