肘関節動脈網
肘関節動脈網は、以下の特徴を持つ重要な血管網です:
- 肘関節包の前面と後面に分布する枝によって形成されます。
- 特に関節の後面でよく発達しています。
- 主に上腕骨の内側上顆と外側上顆の前面および後面を経て分布します。
この動脈網に関連する主な動脈には以下のものがあります:
- 上腕動脈の枝:
- 上尺側側副動脈および下尺側側副動脈
- 中側副動脈
- 橈側側副動脈
- 尺骨動脈の枝:
- 橈骨動脈の枝:
これらの動脈が互いに吻合し、肘関節周囲の血液供給を担う重要な網状構造を形成しています。
なお、この血管網は「肘頭動脈網」とも呼ばれます。
J0577 (右上腕の動脈、背面からの図)
J0580 (右前腕の動脈:背面図)