橋動脈の外側枝 Rami laterales arteria pontis
解剖学的特徴
- 橋動脈の外側枝は橋の前面を外側方向に走行する
- 前下小脳動脈の小枝と吻合を形成する
分布領域
- 主に橋被蓋の大部分と中小脳脚の外側部分に分布する
- 橋被蓋において、尾側では前下小脳動脈の枝と、吻側では上行脳動脈の枝と共に分布する
臨床的重要性
- 支配領域には、毛様体、内側毛帯、内側縦束、脊髄視床路、脊髄症の迂回路、中小脳脚、上小脳脚、橋の脳神経核などの重要な神経構造が存在する
- 橋の外側部分および被蓋領域の血液供給において重要な役割を果たす

小脳、脳幹、視床、線条体の動脈