脳底動脈
脳底動脈(BA)は、脳の重要な血管の一つです。以下がその主な特徴です:
- 左右の椎骨動脈が脊髄の腹側面で合流して形成されます
- 脳底を前進し、橋の前縁で左右の後大脳動脈に分かれます
- 以下の主要な枝を持ちます:
- 前下小脳動脈(小脳の前下面へ)
- 迷路動脈(内耳へ)
- 橋枝(橋へ)
- 上小脳動脈(小脳の上面へ)
- 橋底面の正中部にある脳底溝を走行します
- 鞍背のレベルで後大脳動脈の2本の終枝に分岐します
通常、左側の椎骨動脈の方が右側よりも発達しているため、大きい方の椎骨動脈が閉塞すると重大な結果を引き起こす可能性があります。
脳底動脈は、ウィリスの動脈輪の一部を形成し、後大脳動脈と後交通動脈の吻合によってこの輪が閉じられます。
J0567 (脳底の動脈)
J0568 (右側の中大脳動脈と脈絡膜動脈、尾側図)
J0570 (脳を取り除いた後の頭蓋内の大きな脳動脈の位置:左側からの右頭蓋の図)
J0571 (脳を取り除いた後の頭蓋内の大きな脳動脈の位置:頭蓋骨の上方からの図)
J0900 (頭部正中断面のクモ膜下腔、左半分:右方からの図)