前外側中心動脈 Arteriae centrales anterolaterales

内頚動脈.png

右の内頚動脈(前方から見た図)

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小脳、脳幹、視床、線条体の動脈

前外側中心動脈(外側線条体動脈)は中大脳動脈M1部から分岐し、約2〜12本(平均8本)の細い穿通枝として、被殻・尾状核頭部・淡蒼球外節・内包前後脚背側部に血液を供給する。直径0.1〜1.3 mm、走行長さ2〜4 cmで、高血圧性脳出血やラクナ梗塞の好発部位となり、閉塞時に虚血に弱い特徴がある。

概要(Terminologia Anatomica / 用語)

起始・分岐パターン(MCA M1 と関連ランドマーク)

起始

分岐の変異と臨床的含意

走行(表層→深部の層構造で)

  1. くも膜下腔(M1周囲)でMCA壁から分岐
  2. 前有孔質を通って穿通(ここが「穿通枝」たる所以)
  3. 基底核領域(被殻・尾状核頭部・淡蒼球外節など)へ進入
  4. 一部はさらに内側へ向かい **内包(前脚〜膝〜後脚の上部)**の白質に分布する(ただし供給の中心は内包上部であり、後脚のより下方や放線冠は他の穿通枝・深部髄質枝の寄与も受ける)。(Standring, 2021; Moore et al., 2023)

支配領域(灌流テリトリー)