大動脈弓
大動脈弓は、心臓の主要な血管構造の一部であり、以下のような特徴を持ちます:
- 上行大動脈に続く弯曲部で、約5〜6cmの長さがあります。
- 肺動脈分岐部および左気管支を越えて左後方に湾曲します。
- 第四胸椎体の左側で下行大動脈(胸大動脈)に移行します。
大動脈弓の主な役割と特徴:
- 頭部、頚部、上肢に血液を供給する主要な動脈の起始点です。
- 通常、3本の主要な枝(腕頭動脈、左総頚動脈、左鎖骨下動脈)を分岐します。
- 分岐パターンには個人差があり、様々な変異型が存在します。
大動脈弓は胎生期の発生過程で形成されます。この過程での変異により、様々な異常型が生じる可能性があります。
J0530 (心臓の拡張時、胸肋面の腹頭図)
J0531 (心臓:拡張時、横隔膜面の背尾図)
J0548 (大きな心臓血管の位置:腹面図)
J0549 (心臓の動脈、正面上方からの図)
J0550 (心臓の動脈、背尾図)