肺動脈幹
肺動脈幹は、心臓の重要な血管構造であり、以下のような特徴を持ちます:
- 右心室の動脈円錐から始まり、左第3肋骨の胸骨付近で起始します。
- 約5cmの長さで心膜腔を通過します。
- やや左側に向かって走行し、頭背側でT字型に分岐して左右の肺動脈に分かれます。
- 両側に2本の冠状動脈が走行しています。
肺動脈幹の位置関係は以下の通りです:
- 起始部は大動脈口の前左側に位置します。
- 中間部は上行大動脈の左側に位置します。
- 分岐部は大動脈弓の凹部に位置します。
肺動脈幹は、右心室から肺へ血液を送る重要な役割を担っています。
J0530 (心臓の拡張時、胸肋面の腹頭図)
J0532 (最大に収縮した心筋の浅層:腹頭図)
J0536 (右心室の心房室束とその分岐)
J0537 (左心室における房室束とその分岐)