左半月弁(大動脈弁の)Valvula semilunaris sinistra (Valva aortae)

J540.png

J0540 (収縮した心室:心房を除去した後の基盤、弁が閉じている図)

J541.png

J0541 (拡張期の心臓:おおよそ横隔面に平行な図)

J547.png

J0547 (大動脈弁を広げた図)

解剖学的構造

左半月弁は、心臓の大動脈弁を構成する3つの弁尖(半月弁)の1つです(Gray, 2020; Netter, 2018)。大動脈弁は左心室と上行大動脈の接合部に位置し、左半月弁は以下の解剖学的特徴を持ちます:

左半月弁は、右半月弁(右冠尖)および後半月弁(無冠尖)と共に大動脈弁を構成します(Netter, 2018)。3つの弁尖は対称的に配置され、正常な弁機能を維持するために協調して働きます。

生理学的機能

左半月弁の主要な機能は、心周期における血液の一方向性の流れを確保することです(Guyton and Hall, 2020):

弁の開閉は受動的な機構であり、圧較差によって調節されます(Berne and Levy, 2018)。正常な大動脈弁は、心拍出量の維持と心筋への過度の負荷を防ぐために、十分な開口面積と完全な閉鎖を提供します。

臨床的意義

左半月弁を含む大動脈弁の病変は、重要な臨床的問題を引き起こします(Otto and Bonow, 2020):