膜性部(心室中隔の)Pars membranacea septi interventricularis

J538.png

J0538 (心室の基部と中部の三分の一の間の2つの心臓の収縮期冠状断:長軸に対して垂直に、先端領域からの図)

J539.png

J0539 (心室の基部と中部の三分の一の間の2つの心臓の拡張期冠状断:長軸に対して垂直に、先端領域からの図)

J541.png

J0541 (拡張期の心臓:おおよそ横隔面に平行な図)

J547.png

J0547 (大動脈弁を広げた図)

解剖学的特徴

心室中隔の膜性部は、心室中隔の上部に位置する小さな領域で、筋性部とは異なり線維性組織から構成される特殊な構造です(Anderson et al., 2000)。以下の解剖学的特徴を持ちます:

発生学的背景

膜性部は胎生期の心臓発生過程において、球心室ひだ(bulboventricular fold)、心内膜床組織、および大動脈肺動脈中隔の一部が融合することで形成されます(Webb et al., 1998)。発生異常がある場合、心室中隔欠損症(VSD)の最も一般的な部位となります(Anderson et al., 2000)。

臨床的意義

膜性部は小さいながらも、心臓の構造的および機能的統合性において重要な役割を果たしており、その病変は重大な臨床的影響を及ぼす可能性があります。

参考文献