副腎;腎上体 Glandula suprarenalis

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J0764 (後腹壁にある男性の泌尿器:前方からの図)

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J0770 (新生児の腎臓:前方からの図)

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J0775 (右側の副腎:前方からの図)

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J0776 (左側の副腎:前方からの図)

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J0977 (腹腔神経叢:前面からの図)

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J0978 (交感神経の腹部神経叢:前面からの図)

解剖学的特徴

副腎は小さく扁平な内分泌腺で、腎臓の上極に密接して位置している。解剖学的には、右副腎は三角形、左副腎は半月形を呈し、成人における大きさは縦4-6cm、横2-3cm、厚さ約0.5cmで、重量は片側3-5g程度である。

発生学と組織構造

哺乳類の副腎は発生学的に異なる2つの内分泌組織から構成される。外側の副腎皮質は中胚葉由来で、内側の副腎髄質は神経外胚葉由来である。副腎皮質はさらに3層に分かれ、最外層から球状帯、束状帯、網状帯となっており、それぞれミネラルコルチコイド、グルココルチコイド、性ステロイドホルモンを分泌する。副腎髄質はカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)を分泌する。

臨床的意義

臨床的には、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫など重要な内分泌疾患の発生部位となる。

血管支配と神経支配

血管支配は複数の動脈(上副腎動脈、中副腎動脈、下副腎動脈)から受ける。静脈は通常、右側は下大静脈に、左側は左腎静脈に直接流入する。神経支配は主に交感神経系から受けている。

参考文献

日本人のからだ(村上 弦 2000)によると