
J0435 (腹筋:右側前方からの図)

J0436 (腹筋、正面からの図)

J0437 (錐体筋:腹面図)

J0438 (腹筋(第2層):腹面図)

J0440 (腹直筋:腹面図)

J0443 (腹筋(第3層):腹面図)

J0444 (男性右外側の鼡径輪と卵円窩)

J0445 (右側の男性の鼡径管(第2層):前方からの図)

J0764 (後腹壁にある男性の泌尿器:前方からの図)

J0777 (精巣鞘膜(臓側板)を開いた後の右の精巣と精巣上体:外側からの図)

J0778 (精巣鞘膜の壁側板を開いた後の右の精巣と精巣上体:内側からの図)

J0805 (男性の会陰筋:下方からの図)

J0953 (右側の肋間神経の経路:右側前方からの図)

J0954 (体幹の皮神経:正面右側からの図)

J0959 (右大腿の皮神経:前面からの図)

J0974 (陰茎の神経:前右側からの図)
精索 Funiculus spermaticus
精索は、男性の生殖器系において重要な役割を果たす解剖学的構造です。精巣から腹腔へと続く導管系の一部として、精子輸送と精巣への栄養供給に不可欠な役割を担っています(Moore et al., 2018)。
解剖学的特徴
長さと形状
精索は成人男性において約11~13cmの紐状構造を呈し、精巣上極から深鼠径輪まで伸びています(Standring, 2021)。その直径は約1.5cmで、鼠径管内を通過する際にわずかに圧平されます(Drake et al., 2020)。精索は左右で非対称性を示し、左側が右側よりもやや長い傾向があります(Netter, 2019)。
構成要素
精索は以下の主要構造から構成されています:
- 精管(ductus deferens):精子を輸送する筋性管で、精索の後内側を走行し、触診で容易に同定できます(Moore et al., 2018)。
- 精巣動脈(testicular artery):腹部大動脈からL2レベルで分岐し、精索内を蛇行しながら下降します(Sinnatamby, 2020)。
- 蔓状静脈叢(pampiniform plexus):精巣静脈の豊富な静脈網で、精巣動脈を取り囲み、対向流熱交換機構により精巣の温度調節に寄与します(Standring, 2021)。
- 精巣リンパ管:精巣からのリンパ液を腰部リンパ節(腎動脈レベル)へ輸送します(Drake et al., 2020)。
- 自律神経:精巣神経叢を形成し、交感神経線維と副交感神経線維を含みます(Ellis, 2022)。
- 陰部大腿神経生殖枝(genital branch of genitofemoral nerve):精索とともに鼠径管を通過し、精巣挙筋および精索の一部に知覚を供給します(Standring, 2021)。
- 精管動脈(artery to vas deferens):下腹壁動脈または上膀胱動脈から分岐し、精管に栄養を供給します(Sinnatamby, 2020)。
- 精巣挙筋動脈(cremasteric artery):下腹壁動脈から分岐し、精巣挙筋に栄養を供給します(Moore et al., 2018)。
- 結合組織:上記の構造を支持し、保護する疎性結合組織です(Drake et al., 2020)。
被膜構造
精索は腹壁の各層に由来する3層の被膜に包まれています(Netter, 2019):
- 内精筋膜(internal spermatic fascia):腹横筋膜(transversalis fascia)に由来し、最内層を形成します(Standring, 2021)。