処女膜は薄い膜状のひだで、二層処女膜(広い中隔で分かれている二窓をもつ処女膜)、篩状処女膜(多数の小さな穿孔をもつ処女膜)、歯状処女膜(鋸歯状の縁をもつ処女膜)、無孔処女膜(開口部がなく、膜が完全に腟口をおおう処女膜)、漏斗状処女膜(中央に緩斜面の縁の付いた開口部をもつ突出状漏斗の形をした処女膜)、彫刻状処女膜(非常に凸凹が激しく、ギザギザした縁のついた処女膜)、中隔処女膜(細い組織の帯によって2個の開口部が分離している処女膜)、部分的中隔処女膜(開口部が中隔により部分的に閉じた処女膜)、垂直処女膜(開口部が垂直である処女膜)などがあります。処女膜は、種々の理由で破れる前は腟を閉鎖しています。処女でもしばしば失われていますが、通常、その痕跡が処女膜痕として残っています。