
J1068 (自由に剖出された外側の鼻の軟骨:右前方からの図)

鼻軟骨は、柔軟性に富む透明軟骨(ヒアリン軟骨)で構成され、鼻の外形と構造的支持を提供します(Gray et al., 2020)。これらの軟骨は発生学的には頭蓋の内軟骨性骨化から派生し、成人になっても軟骨のまま残ります(Sadler, 2018)。解剖学的に以下の5つの主要な軟骨から構成されています:
構造:四角形の平板状軟骨で、鼻腔を左右に分ける中隔の前部を形成します(Standring, 2021)。厚さは約3〜4mmです。
結合部位:上縁は篩骨垂直板と結合し、後下縁は鋤骨と接合します。前上縁は鼻骨と、前下縁は上顎骨の鼻稜と結合します(Standring, 2021)。
加齢変化:年齢とともに石灰化が進行することがあります(Standring, 2021)。
形状と位置:左右一対の三角形状の軟骨で、鼻骨の下方に位置します(Standring, 2021)。
結合関係:上縁は鼻骨と、内側縁は鼻中隔軟骨と結合して鼻背の上部を形成します。下縁は線維性組織を介して大鼻翼軟骨と連結しています(Standring, 2021)。
機能的重要性:移行部は「scroll領域」と呼ばれ、鼻弁機能に重要な役割を果たします(Kim et al., 2019)。
形状と構造:C字型またはU字型の弾性のある軟骨で、鼻孔の形状を決定します(Daniel, 2018)。内側脚(crus mediale)と外側脚(crus laterale)に分かれます。
内側脚:対側のものと隣接して鼻柱(columella)を形成します(Daniel, 2018)。
外側脚:鼻翼の縁に沿って走行し、鼻翼の形状と強度を維持します(Daniel, 2018)。
臨床的意義:脚間角度(inter-crural angle)は鼻尖の突出度を決定する重要な要素です(Daniel, 2018)。
形状と数:2〜3個の不規則な形状の小さな軟骨片で、大鼻翼軟骨の外側に位置します(Rohrich and Ghavami, 2009)。
位置と機能:大鼻翼軟骨と梨状口縁(piriform aperture)との間に存在し、鼻翼の側方支持を補強します(Rohrich and Ghavami, 2009)。
個人差:個人差が大きく、時に欠如していることもあります(Rohrich and Ghavami, 2009)。