呼吸器系 Systema respiratorium

呼吸器系は外界の空気と血液の間で酸素取り込みと二酸化炭素排出を行う器官群で、上気道から下気道、肺実質へと続く導管部と呼吸部に分かれ、換気・拡散・肺循環・V/Q比・酸塩基調節を通じて全身恒常性を維持する。上気道は鼻・副鼻腔・咽頭、下気道は喉頭・気管・気管支・細気管支、肺は左右肺葉と胸膜から構成され、各部位の解剖と血管・リンパ・神経支配が臨床診断・画像評価・介入に重要である。

概要(Terminologia Anatomica に基づく位置づけ)

呼吸器系(respiratory system;ラテン語:Systema respiratorium)は、外界の空気と血液との間でガス交換を行い、酸素(O₂)の取り込み二酸化炭素(CO₂)の排出を担う器官系統である。解剖学的には、上気道から下気道、さらに肺実質(肺胞)に至る連続した「導管部(conducting portion)」と「呼吸部(respiratory portion)」に区分され、機能的には換気(ventilation)・拡散(diffusion)・肺循環(pulmonary circulation)・換気血流比(V/Q)・酸塩基調節により全身恒常性に寄与する(West, 2012;Moore et al., 2018)。

構成(上気道→下気道→肺)

1) 上気道(upper airway)

2) 下気道(lower airway)

3) 肺(lungs)と胸膜(pleura)

主要な区分:導管部と呼吸部